MRI（磁気共鳴画像法）は、神経の状態やエコーでは確認が難しい骨の奥にある組織の様子を詳細に見ることができる、非常に優れた検査です。膝、首、腰などの疾患では、MRIを撮影することで診断に必要な情報が得られる場合が多く、病態をより正確に把握するために役立ちます。　一方で、CT検査は骨折の有無や骨折のずれの程度をみる際に有用です。

通常、レントゲンやエコーで異常が見つからなかった場合でも、MRIやCTで病態が明確になるケースがあります。そのため、特に必要と判断される場合は、検査をおすすめしています。

ただし、MRIやCT検査には以下のような要素もあるため、最終的には患者さんにご判断いただいています。

•費用負担：健康保険適用（3割負担）の場合でも、7,000〜8,000円程度の費用がかかります。
•手間：当院ではMRIやＣＴの設備を持っていないため、提携施設での予約と受診が必要になります。

費用や撮影の手間にご理解いただける方は、ぜひ撮影をご検討ください。MRIを撮影することで得られる情報は、診断や治療方針の精度向上に大きく寄与します。特に病態を正確に把握するためには、撮影するにこしたことがないケースも多くあります。希望がある場合もお申し出いただけますと幸いです。　

必要な場合はしっかりとご説明し、患者さんのご判断を尊重しながら最適な検査をご提案いたします。不安な点や疑問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。